Webマーケティングにおいて、データに基づいた意思決定の重要性が高まる中、A/Bテストは欠かせない手法となっています。 多彩な機能が備わるA/Bテストツールの中でどのツールが最適なのか、迷っていませんか? そこで本記事では、2025年最新版として、数あるA/Bテストツールの中から厳選した9製品を取り上げ、機能差分や価格を徹底的に比較します。
【2025年最新】価格・特徴がわかる!A/Bテストツールおすすめ9選比較
目次
A/Bテスト とは?
A/Bテストとは、Webサイトや広告などにおいて、異なる2つ以上のパターン(AパターンとBパターン)を用意し、その効果を比較する検証手法です。その名の通り、二つの要素を比較するケースが多いですが、3つ以上のパターンでも実行可能です。例えば、資料ダウンロードなどの行動を促すメッセージやCTA(Call To Action)ボタンの位置、デザインを複数パターン用意し、CV寄与への仮説検証に用いられます。
A/Bテストツールを導入するメリット
コンバージョン率(CVR)の向上
A/Bテストツールを活用すると、複数のクリエイティブやデザインを比較検証でき、効果の高い文言やデザインを採用できます。これによって、WebサイトやアプリのCVRが効率的に向上し、ROIの改善につながります。
施策実施の効率化
A/Bテストツールは、同時並行で複数のパターンをテストできるため、短期間で最適なバリエーションを見つけることが可能です。一部ツールのエディタ機能の中には、Webサイト内のクリエイティブやテキスト、デザインを自由に編集できるため、仮説の立案から実行までのプロセスを効率化でき、迅速に改善できます。
意思決定の精度向上
施策を実施する際、感覚や経験のみの判断ではコストやリソースをかけたにも関わらず期待する成果につながらない、などのリスクを伴います。A/Bテストツールでは、ランダムなトラフィック割り振りや統計学に基づく結果分析機能を備えており、正確かつ信頼性の高いデータが得られます。これによって、データに基づいた意思決定が可能になります。
A/Bテストツールの主な機能
A/Bテスト配信機能
メッセージやクリエイティブなど、主に1つの要素に対して2つ以上のパターンを用意し、同時期に配信する機能です。 また、1つの要素の中で試すだけでなく、複数の要素を同時に変更してそれぞれの要素が相互にどのような影響を与えているかを詳細に分析する多変量テストに対応したツールもあります。
パーソナライズ機能
特定のセグメントに絞ってA/Bテストが行える機能です。例えば、リスティング広告経由の来訪ユーザーと自然検索からの来訪ユーザーでは関心度や行動パターンが異なります。そのため、セグメントを作成し、それぞれのユーザーニーズに合わせたコンテンツを訴求することでユーザーの購買意欲やモチベーションと重なりやすくなるためCVR改善につながりやすくなります。
エディタ機能
A/Bテストの施策を作成するための機能です。Webサイトのテキスト、クリエイティブ、ボタンなどを、HTMLやCSSなどの専門的な知識がなくても自由に編集できます。エディタ画面上で変更を加えたい要素をクリックするだけで簡単に書き換えられるため、エンジニアやデザイナー、外部の制作会社に依頼せずにマーケティングやWebサイトの担当者でも施策実装が可能です。一部のツールでは、JavaScriptを使用した高度な編集や設定も可能で、ユーザーの行動や嗜好、デモグラフィック情報に基づいてリアルタイムで変化する動的なページにも対応しています。
分析・レポーティング機能
A/Bテストの結果を可視化し、効果測定できる機能です。CVRやクリック率などの指標を自動集計するため、効果的なパターンを一目で判断できます。また、CVRやクリック率などの指標を自動集計し、グラフで表示できるため、パターンごとの効果を一目で判断できます。分析とレポーティングといった施策の振り返りを行うことで、次に行うべき施策の洗い出しにつながります。 例えば、ヒートマップ分析が備わったものであれば、Webサイトの特定ページにおけるユーザー行動を視覚的に解析し、色分布で表示されるため、改善点を見つけやすくなります。
A/Bテストツールの評価ポイント
使いやすさと操作性
A/Bテストツールは日常的に使用するものであるため、運用担当者が使いこなせるかどうかを事前に把握しましょう。施策作成画面であるエディタの操作性はツールによって大きく異なります。運用担当者のコーディングスキルに合わせて、ノーコードで編集できる範囲やコードを直接書き込みできるカスタマイズ性などはチェック項目となります。導入前にトライアル利用できる場合もあるため、実際の操作性を確認しましょう。
分析機能
CVR向上などのA/Bテスト施策で、迅速に成果を上げるためには、次のアクションにつながる分析が鍵となります。CVRやクリック率といった定量的な効果測定に加えて、ユーザー行動を可視化できるヒートマップ機能や来訪セッション時の録画再現が見れる定性的な機能などがあります。このようなユーザーを軸とした分析ができる機能を備えたツールを選定することで施策結果の要因把握につながり、根拠を持った仮説立案が可能になります。
サポート体制
ツール導入での重要なポイントの1つが、サポートの手厚さです。施策作成時にHTMLの知識が必要になる場合や、結果の分析をする上でさまざまな疑問と直面することがあります。ツールを最大限に活用するためには、問い合わせ窓口があるか、サポートサイトや活用資料が豊富に揃っているかを確認すると良いでしょう。一部有料サポートを提供している会社もあるため、自社のリソースや担当者のスキルに合わせた検討も必要です。 A/Bテストツールの中には海外製品である場合も多いため、日本語でのサポートに対応しているかもチェックポイントになります。
導入・運用費用
A/Bテストツールの費用は、種類によって大きく異なります。ツール利用料金である月額料金以外に発生する費用についても考慮をしましょう。たとえば、初期費用や問い合わせの際に発生するサポート費用などです。ツール利用料金についてはPV数やドメイン数に応じて従量課金制である場合も多いため、サイトの規模に合わせてツールを選択することが重要です。
実施可能なテストの種類
成果改善につながる!有料A/Bテストツール7選
サービス名 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
初期費用10万円、月額費用14.8万円〜 | 豊富なテンプレート・LIVE機能の搭載・国産プロダクトによる安心したサポート体制 | |
初期費用20万円、月額費用10万円〜 | 多変量テストなど複数テストが可能・充実のPDCAサポートを提供 | |
要お問い合わせ | 独自の統計エンジンで効果計測の時間を短縮。・AIを活用して最適化プロセス全体を自動化・効率化 | |
要お問い合わせ(無料トライアルあり) | 6種類のヒートマップ・フォームの改善機能が充実 | |
Growthプラン 12,980円〜 | ノーコードでページ改修可能・アクセス解析のダッシュボードのわかりやすさ | |
要お問い合わせ | タグ1行するでUI変更可能・専門チームによるノウハウの提供 | |
要お問い合わせ | ノーコードビジュアルエディターを搭載・AI機能によるパーソナライズの最適化 |
KARTE Blocks (株式会社プレイド)
当メディアを運営するプレイドが提供するKARTE Blocksはタグを1行追加するだけで、A/Bテスト施策の作成から分析までをワンストップで行える、国産のサイト改善プラットフォーム。サイトをブロックと捉え、ブロックを自由に組み替えながら、ノーコードでサイト改善が可能です。直感的な操作性を備えているため、HTMLやCSSの知識がなくても簡単にA/Bテストを実施し、効果を計測できます。 【特徴】 ・豊富なテンプレートにより、A/Bテスト施策も簡単に実装 ・ブロックごとに数値を可視化。効果計測も自動集計され、直感的に評価が可能 ・セッション時の閲覧状況を動画で確認できるLIVE機能 ・オンボーディングプログラムと国産プロダクトによる安心したサポート体制
URL:https://blocks.karte.io/料金プラン:初期費用10万円、月額費用14.8万円〜
DLPO (DLPO株式会社)
850社以上の企業に導入されている国産のLPO(ランディングページ最適化)ツール。リダイレクトA/Bテストを含むA/Bテストと多変量テストなど、豊富なA/Bテストが実施可能です。Webサイト分析ツールやヒートマップツールとの連携にも対応しています。LPのCVRを向上をしたい場合におすすめです。 【特徴】 ・多変量テスト、リダイレクトテストなどの複数ページテストに対応 ・A/Bテストとユーザーの行動・属性を組み合わせた高精度の分析 ・75,000件以上のABテストで培った、充実のPDCAサポートを提供 ・問い合わせには電話とメールで対応。仮説の設計やレポーティングなどを支援するコンサルティングサービスも提供
URL:https://dlpo.jp/料金プラン:初期費用20万円、月額費用10万円〜
VWO(Wingify社)
ヒートマップ機能やアンケート収集機能を含む、海外製オールインワンA/B テストツール。直感的なビジュアルエディタを提供しており、マウス操作だけでページ要素の変更ができるため、Web制作スキルがなくても施策実施が可能です。基本的な A/B テスト機能を備えるとともに、タスク管理のためのカンバン表示機能やヒートマップ解析ができます。 【特徴】 ・直感的なビジュアルエディタを提供しており、要素編集、提案のコピー、プレビューの確認、複数ページへの変更が容易 ・独自の統計エンジンである、VWO SmartStatsの搭載で効果計測の時間を短縮。 ・AIを活用してユーザー行動データの分析からテストバリエーションの作成まで、最適化プロセス全体を自動化・効率化
URL:https://vwo.com/料金プラン:要お問い合わせ(日本正規代理店により異なる)
SiTest(株式会社グラッドキューブ)
A/Bテスト・パーソナライズ・EFO(エントリーフォーム最適化)などサイト改善に必要な幅広い機能が統合されている国産ツール。UIやカスタマーサポートはすべて日本語で提供されています。PV数制限、サポート利用制限つきですがフリープランも用意されています。ワンストップ性やフリープランがあることから、A/Bテストやサイト改善をこれから始める場合に向いたツールといえます。 【特徴】 ・6種類のヒートマップ(スクロール、クリック、タップなど)でユーザー行動を詳細に分析可能 ・フォームの改善機能が充実 ・AIレポート機能でユーザー行動データを機械学習
URL:https://sitest.jp/料金プラン:フリー(〜3,000PV) 無料/エンタープライズ 要お問い合わせ(無料トライアルあり)
Ptengine(株式会社PTMIND)
A/Bテストだけでなく、ヒートマップ、サイト解析、ページ編集、Web接客、パーソナライゼーションといったLPOに必要な機能がまとまった国産ツール。アクセス解析のダッシュボードは、初心者でもわかりやすい設計となっており、ファネル分析やチャネル分析など、さまざまな角度で状況を把握できるため、PDCAサイクルの構築につながる機能です。Freeプランが用意されていますが、計測できるヒートマップ枚数の制限やサポートの利用制限があります。 【特徴】 ・ノーコードでページ内容の一部を変更したテストが実施可能 ・アクセス解析のダッシュボードなどわかりやすいUI ・分析機能を備えたInsight, A/Bテストやサイト編集機能を備えたExperience, 両者機能を統合したBundleの3プランで提供
URL:https://www.ptengine.jp/料金プラン(Bundle):Free(〜3,000PV) 無料/Growthプラン 12,980円〜
Kaizen UX(株式会社Kaizen Platform)
A/Bテストやパーソナライズ、フォーム改善をはじめ、サイト改善に役立つ機能を搭載した国産ツール。A/Bテストだけでなく、「KAIZEN AI-UX」などUX改善も支援しています。専門チームによる実装・運用サポートが備わっているため、、施策を丸ごとお任せしたいという方におすすめです。 【特徴】 ・タグを1行追加するのみで、UI変更可能 ・UX/DXの専門チームによるノウハウの提供 ・CV時に必ず通るフォームの改善メソッドを独自に保有
URL:https://kaizenplatform.com/料金プラン:要お問い合わせ
AB Tasty(AB Tasty社)
A/Bテスト、スプリットテスト、複数ページテスト、多変量テストを実施可能な海外製A/Bテストツール。日本では、正規代理店である株式会社ギャプライズがAB Tastyのサービスを提供しているため、日本語対応のサポートがあります。テストパターンを作成できるビジュアルエディタにはECサイトに適したウィジットが多いため、特にECサイトのA/Bテストを実施する場合におすすめのツールです。 【特徴】 ・ノーコードでA/Bテストを作成できるビジュアルエディターを搭載 ・キャンペーンによって生み出された収益やトラフィックへの影響を視覚化 ・AI機能による、ユーザーの関心に沿ったパーソナライズの最適化
URL:公式サイトhttps://www.abtasty.com/株式会社ギャプライズサイトhttps://abtasty.gaprise.jp/料金プラン:要お問い合わせ(日本正規代理店により異なる)
無料・低価格で使えるA/Bテストツール 2選
続いて無料のA/Bテストツールについてご紹介します。PV数やサポートに制限がある場合もありますが、まずはミニマムにスタートをしたい方におすすめです。
Hub Spot (HubSpot社)
企業がマーケティング、営業、カスタマーサポートなどの業務を効率的に管理できる多機能な海外製CRMプラットフォーム。機能の一部として、A/Bテスト機能を備えています。 【特徴】 ・無料ツールでは2人まで利用可能 ・基本機能:LP作成とA/Bテスト・ドラッグ&ドロップエディター・フォーム作成など ・基本機能を永久に無料で使用可能
URL:https://www.hubspot.jp/products
Optimize Next (PROJECT GROUP株式会社)
Google Optimizeの代替ツールとして開発された無料の国産A/Bテストツール。提供を終了したGoogle Optimizeの利用経験がある方にとっては導入しやすく、学習コストを抑えることができます。A/Bテストパターンの比重変更が不可能であることや画像のアップロードができないことなど、有料ツールと異なってテストパターン作成の範囲が限定的な点には注意が必要です。 【特徴】 ・Google Optimizeと同様にA/Bテストや複数ページテスト、多変量テスト、リダイレクトテストの4種類 ・Google Tag Managerの仕組みを利用し、サーバーレスで運用可能 ・Google アナリティクスとの連携によりテスト結果を詳しく分析
URL:https://optimize-next.com/
※製品の仕様や価格は予告なく変更される場合があります。当記事の情報は参考としてご利用いただき、最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
CVRが向上したA/Bテスト事例を3つご紹介
ここからは、KARTE Blocksを活用してA/Bテスト施策を行い、効果の得られた事例をご紹介します。施策設計を行う上での参考にしてください。
注文履歴ページへの遷移を促す追加導線を検証し、購入率が最大1.5倍に(株式会社カウネット)
ファーストビューの訴求内容を複数パターン検証してCVRを4.4倍に改善(エンジャパン株式会社)
お問い合わせにつながる物件写真を検証。人の写っていない写真パターンがお問合せ率+10%向上。(株式会社グローバルエージェンツ)
まとめ
本記事では、A/Bテストツールの機能差分を解説し、おすすめのツールを紹介しました。 A/Bテストツールの特長は、直感的な操作性、サポートの充実性、A/Bテストの種類の豊富さなど製品によってさまざまです。 社内のリソースや担当者のスキルに合わせて、最適な機能が備わっているツールを選びましょう。 「どんなA/Bテストツールがあるのかわからない」「A/Bテストを行った経験はあるが、PDCAサイクルを回せず、思い通りの成果が得られない」とお考えの方は、ぜひ今回ご紹介したツールを参考に、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
A/Bテストを効果的に行うならKARTE Blocks
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