“2週間待ち”を“即日実装”へ。少人数でサイト改善を回すSBギフトのKARTE Blocks活用方法

社名
SBギフト株式会社
サービス名
ポチッとギフトなど
事業内容

商品や金券などをURL化し、メールやSNSを通じて贈るデジタルギフトサービスの開発・運営。法人向けサービスである「えらべるポチッとギフト」や配送型Webカタログギフト「Cesta(セスタ)」、個人向けサービスである「ポチッとギフト」などを展開している。

多種多様な商品や金券などをURL化し、メールやSNSで手軽にギフトとして贈れるデジタルギフトサービス「ポチッとギフト」などを展開するSBギフト株式会社。

これまでは、更新フローの厳守やエンジニアの工数確保が必要だったため、Webサイトをスピーディーに更新できないという課題がありました。この課題に対して、「ポチッとギフト」を運用する同社のコンシューマー事業課は、KARTE Blocksの導入を決定。施策の企画から実行までをチーム内で完結できる体制を構築し、スピーディなWebサイトの更新を実現しました。

KARTE Blocksの導入前、同課でWebサイト運営を担う重松里美さんと高橋侑子さんは、HTMLやCSSの基本的な知識はあったものの、サイト改善ツールを自ら使って改善した経験はなく、うまく使いこなせるか不安を感じていたと振り返ります。

お二人はいかにKARTE Blocksを使いこなし、数々の施策を自らの手で実行するまでに至ったのでしょうか。「自走」までの道のりと現在の活用状況を聞きました。

エンジニアがいないチームで、Webサイト改修を完結させるには

まずは、お二人の役割についてお聞かせください。

重松:個人向けデジタルギフトサービス「ポチッとギフト」の企画・運営を担当しています。チームは課長1名と私たち2名の3人体制で、キャンペーン企画やUI/UX改善などWebサイト全般の業務にくわえ、SNS配信も担当しています。私はマネージャーとして、施策立案、ECサイトやLPの運用、社内外との調整、アクセス分析などを行っています。

高橋:私はWebサイトの運用やUI/UXの改善を主に担当しています。

KARTE Blocks導入の経緯を教えてください。
高橋:サイトの改善に関しては、社内のエンジニアの力を借りなければならず、Webサイトの更新スピードが上がらないという問題を抱えていました。

重松:たとえばカルーセルバナーの更新作業が定期的に発生しますが、エンジニアに依頼してから実際に更新されるまで2週間以上かかっていました。急な内容変更なども自分たちだけでは対応できず、長めのリードタイムを確保して依頼しなければなりませんでした。

自チームでWebサイトの改修を完結させられるようにしたいと考えていたものの、私も含めて詳しいエンジニアリングの知識を持ったメンバーはいません。そこで、コードを書かずにWebサイトを編集・更新できるサービスの導入を検討し始めました。
SBギフト株式会社 事業推進部 コンシューマー事業部(兼)運営部 マネージャー 重松里美氏

KARTE Blocksを導入した決め手は何だったのでしょうか?
重松HTMLの知識や経験が少ない人でもノーコードで更新できること、知識があれば柔軟にカスタマイズできること、Webサイトへの組み込みが容易なことなど、多くの魅力がありましたが、最終的な決め手となったのは、サポートやアフターフォローの丁寧さでした。

リサーチをする中で、KARTE Blocksには充実したサポート体制があり、操作や活用方法を学ぶための豊富なサポートコンテンツがあることを知りました。私たちはこれまで、サイト改善ツールを使ったことがなかったため、うまく使いこなせるか不安もあったのですが、十分なサポート体制があれば大丈夫だろうと導入を決めました。

「KARTE Blocks相談室」で得た学びが、早期のデータ活用を可能に

導入直後、初めてKARTE Blocksを操作された時の印象はいかがでしたか?
高橋:前職ではWordPressでWebサイトを更新していたのですが、KARTE Blocksのようなツールに触れるのは初めてでした。ノーコードで画像やテキストの差し替えが簡単にでき、施策の分析機能が充実しているので、しっかりと使いこなせれば大きな効果が得られるだろうと、大きな可能性を感じました。

重松:私も予想以上の手軽さに驚きました。変更内容をプレビュー画面ですぐに確認できる点もとても使いやすいです。

導入はスムーズに進んだのでしょうか。
高橋:とてもスムーズに進みました。まずはサポートサイトを一通り読み、全体像を把握しました。その後、管理画面上のガイドに沿って初期設定作業を進め、各種機能の概要もすぐに理解することができました。

導入当初は、まず運営上必要なWebサイトの文言書き換えから着手し、データ分析・活用は後でじっくり取り組もうと考えていました。その中で、対面セミナーである「KARTE Blocks 相談室(以下、相談室)」に参加し、KARTE Live※によるユーザー行動の可視化や、ゴール機能を使った施策効果の測定方法、さらに閲覧数の多いページを登録して離脱箇所を分析する方法など、将来的な活用を見据えた準備についてレクチャーを受けました。

こうした学びを得られたことで、データ蓄積に必要な設定を早い段階で整えることができ、分析や活用にもスムーズに着手することができました。今振り返っても、大きな収穫だったと感じています。
※KARTE Liveとは、顧客の行動を動画で可視化することで、数値や言葉では表しきれない顧客の感情や文脈、背景などの”行間”を読み解くことができるプロダクトです。
SBギフト株式会社 事業推進部 コンシューマー事業部(兼)運営部 高橋侑子氏

サポートコンテンツをフル活用し、自走できる体制を整える

さまざまなサポートコンテンツをご活用いただいていたのですね。

重松:私も以前、相談室に参加したことがあります。普段は福岡で勤務していますが、東京出張のタイミングに合わせて相談室に参加しました。その際は、プレイドのエンジニアの方に直接、KARTE Blocksの使い方で不明な点やWebサイトの改善ポイントについて相談しました。

実際の画面を見ながらKARTE Blocksの操作方法や、社内で検討すべき内容などを細かくアドバイスを受けられ、その後の運用がかなりスムーズに進んだことを覚えています。

また、自社エンジニアとの連携が必要な課題についても相談をしました。時間内に解決までは至りませんでしたが、その後、「エンジニアにどのように伝えると円滑に連携できるか」といった観点で具体的なアドバイスをメールでもらいました。おかげで自社エンジニアともスムーズに連携でき、課題を解決することができました。

高橋:導入初期から現在に至るまで、これまでに何度も相談室に参加してきました。東京勤務で参加しやすいこともあり、時間の許す限り幅広いテーマで相談しています。

また、「チャットサポート」も欠かせない存在です。相談室で教わった詳細設定や表示変更に関する細かな確認をしたいときに、チャットサポートを活用しています。

さらに、学習コンテンツが用意されている「KARTE Academy」も利用しています。コンテンツが非常に充実していて、復習もできるので、KARTE Blocksを使いこなすためには欠かせないものとなっています。2025年3月には、公式認定資格制度である「Certificate of KARTE Blocks Basic※」に合格でき、習熟度が高まっていることを実感しています。

※KARTE Blocksを利用する方の理解度やスキルを客観的に証明することを目的とした、プレイド公式の認定資格制度です。

私は約1年前に入社し、現在の業務を担当するようになりましたが、他の業務もあるためKARTE Blocksに触れられる時間は限られていました。それでも、施策の実施やサイト改修をチーム内で完結させ、自走できるようになったのは、多岐にわたるサポートコンテンツのおかげだと感じています。

独自の運用方法を確立し、円滑でスピーディーな表示切り替えを実現

KARTE Blocksを活用して、どのような施策を実施されましたか?

重松:特に効果が大きかった施策はキャンペーン用LP更新の効率化です。
「ポチッとギフト」では、定期的に「1つ贈ると1つもらえる」キャンペーンを実施しています。例えば、あるユーザーがAという商品を友人に贈ると、送り手も同じAの商品をもらえる内容です。

多様なサプライヤー(ギフト商品を提供する法人)の商品を対象にキャンペーンを実施するため、これまでは都度テンプレートのHTML修正や画像・バナーの準備を行い、エンジニアにLPの立ち上げや改修を依頼していました。これにより、スケジュール調整や工数の確保が課題となり、高頻度でのキャンペーン実施が難しい状況でした。

重松:当初、私自身ではキャンペーンLP運用上の課題に対して、KARTE Blocksを使ってどのような改善が可能か判断が難しい状況でした。

そこで社内エンジニアに相談し、実際に管理画面を確認してもらいながら、一緒に仕組みや設定内容を丁寧に洗い出しました。不明点や理解不足だった部分も、その場でエンジニアと情報を共有し、現状の仕様を理解したうえで、新たな運用方法を提案してもらえました。

提案されたのは、在庫状況に応じて、弊社システム側でCSSセレクターの出し分けを行い、KARTE Blocksであらかじめ用意しておいたブロックを表示する、という内容です。

実際に検証してみると、在庫情報に応じてLPが自動で更新されるようになり、運用負荷を大幅に軽減できました。その結果、キャンペーンの実施回数を増やすことにつながり、さらにエンジニアと連携することで、自分たちでは思いつかなかった一部の自動化運用にも活用の幅を広げることができました。

KARTE Blocksを活用してみて、予想外の気づきなどはありましたか?

高橋:KARTE Liveを活用することで、特定セグメントのユーザーがWebサイト内をどのように回遊し、どのようなアクションを取っているかを動画で確認できるようになりました。

私からチームに確認方法を共有したところ、SNSフォロワー増加を課題にしていた重松さんが、サイト下部のSNS誘導コンテンツに注目してくれました。

重松:SNSフォロワー増加に向け、Webサイトからの誘導強化を考えていました。しかし、Xは度重なる仕様変更でタイムラインが表示できず、Facebookも更新が止まっていたため、発信媒体の見直しが急務となっていました。高橋さんから教えてもらったKARTE Liveをサイトアクセスの大半を占めるスマートフォンユーザーに絞って分析したところ、多くのユーザーがページ最下部まで到達していた一方、設置したSNS誘導コンテンツをタップされていないことが明らかになりました。そこで、タップされない原因を「気づかれていない」「メリットが伝わっていない」と仮説立てし、改善に着手をしました。

具体的には従来のタイムライン形式を廃止し、視認性の高いシンプルなアイコン形式へ変更しました。また、アイコン上部に「ポチッとギフトのお得情報をいち早く発信中」というコピーを追加し、フォローするメリットを明確にしました。

結果、SNS誘導エリアのタップ率が大幅に改善し、フォロワー数の増加につながりました。こうした気づきが得られたのは、ユーザーの行動を数字だけでなく“実際の動き”として見られるKARTE Liveのおかげだと感じています。

今後、どのような施策に力を入れたいと考えていますか。

高橋:今後さらに分析機能を活用し、施策の振り返りとサイト改善に注力していきたいと考えています。具体的には、施策の配信パターンごとのゴール数を分析し、KARTE Liveを使った行動の可視化と組み合わせ、効果が見込める施策立案につなげていきたいです。

重松:現在は文言や画像の単純な書き換えでの活用がメインになっているので、今後はA/Bテストの実施などを通して、施策の効果を定量的に分析したいと思っています。その結果、より良い導線設計や効果的な訴求方法を見出し、売上向上につなげることを目指していきます。

活用事例

在庫連動によるLP自動更新で、キャンペーン運用負荷を削減」 (SBギフト)

詳細はこちら

「見える」から「気づく」へ。スマートフォンユーザーの行動に基づくSNS誘導の強化施策(SBギフト)

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